「革靴が臭い!」
あなたの革靴は、野原ひろし(クレヨンしんちゃんのパパ)のような状態になっていないだろうか。
「俺は足の臭い男だから・・・」
そんな声も聞こえてきそうだが、この問題は誰でも解決できる。
つまり、足が臭いのは体質のせいではない。
靴のお手入れや使い方を工夫することで、簡単に足の臭くない男になれるというわけだ。
目次
革靴の臭いを消すお手入れ方法
革靴が臭い原因は、靴に滞留した汗が雑菌の温床となることによって起きる。大量の雑菌が汗や皮脂を分解する際に「臭い」が発生するのだ。
足は1日にコップ1杯分の汗をかくことをご存知だろうか?汗や皮脂は栄養分を含んでいるために、雑菌のエサになる。
彼らは繁殖力が高いため、あっという間に増殖する。臭いを消そうと思ったら、まずは大元の原因になる「汗」や「皮脂」を取り除く必要があるのだ。
水洗いをして溜まった汚れを落とす
革靴は、水洗いすることができる。臭いのもととなる汗や皮脂、ホコリをきれいに落とすことができるのだ。業者に頼めば3000円〜で綺麗に洗ってくれる。
もちろん自分でもできるのだが、少しコツがいる。最大の難関は洗った後の乾燥で、失敗するとカビを生やしてしまう。
もし「自分でやってみたい」とお考えであれば、下記のサイトがわかりやすいので参考にしていただきたい。
さあ、汚れた靴を洗ってみよう! 一般編 (全文) [男の靴・スニーカー] All About
革靴が臭ってくさい!という人に多い特徴
毎日同じ革靴を履いているから
毎日同じ革靴を履くと、靴が臭くなりやすい。靴は使っていない間、吸収した汗を大気中に放出している。
しかし、革靴を毎日使うとこの「放出期間」が短くなり、どんどん汗が滞留してしまう。
サイズが大きすぎるから
革靴をスニーカーと同じサイズで買っていないだろうか。
スニーカーと比べて革靴は大きくできている。そのため、スニーカーと革靴のサイズが同じということは基本的にありえない。
大きすぎる革靴を履いた場合、汗の量は大幅に増加する。靴の中で足が固定されない状態になるため、無意識のうちに地面をつかもうと踏ん張ってしまうのだ。
結果として靴は大量の汗を吸い、雑菌の温床となってしまう。
ケミカルな安い靴を履いているから
1万円台以下の靴の多くが化学的な素材を多用しているが、こういった靴は臭くなりやすい。
内装に使われているメッシュなどの化学素材は水分(主に汗)を吸収し、放出する力が弱い。表面のレザーも化学的な加工がされていたり合皮だったりして、靴の中に汗を溜め込んでしまう。
結果として靴の中に汗が滞留し、雑菌が発生してしまう。
臭いを防ぐにはどうしたらいいのか
臭いは汗や皮脂によって引き起こされるのは先述の通り。ならば、靴に滞留する汗の量を減らせばいい。具体的には、足にかく汗の量を調整したり、革靴が吸収した汗を放出するようにすればいいのだ。
サイズの合った革靴を履く
ケミカルな靴の場合、一度臭くなってしまうともとに戻すのは至難の技となってしまう。
もしスニーカーと同じサイズで革靴を買ってしまっていたた場合、一度買い換えることをおすすめしたい。適正なサイズの革靴を選べば、かく汗の量を減らすことができる。
そのためには、自分の革靴サイズを知っておくことが欠かせない。一度フィッターのいる靴屋さんに行って、足を測ってもらうのがいいだろう。
「グッドイヤーウェルト製法」の靴を履く
ケミカルではない、本格的な製法の靴を使ってみるのも手だ。もし予算に余裕があれば、一度試してはいかがだろうか。
グッドイヤーウェルト製法は内装に吸湿性の高い革を用いている。蒸れにくく、汗の放出にも優れた靴なのだ。
サイズが合っている前提であれば、3足ほど用意してローテーションで履いてみよう。
ただしグッドイヤーウェルト製法の革靴は一足3万円〜と高いので、最初のうちは従来の靴とローテーションを組み、順次買い替えていくのもいいだろう。
消臭スプレーは効果があるのか
他サイトでもおすすめされることの多い消臭スプレー。しかし筆者はあまりおすすめしていない。
なぜなら、スプレーでは臭いの原因となる「汗」や「皮脂」を落とせないからである。いわば「臭いものにフタをする」状態にしかならないのだ。
短期的に臭いを和らげることはできたとしても、使っているうちにまた再発してしまうだろう。
それよりはまずサイズの合った靴を履き、3足ぐらいのローテーションで靴を使うこと。また、定期的に水洗いをして臭いの原因を除去していくことのほうが本質的なのではないだろうか。
実際に、筆者はこのようなスプレーのお世話になったことはない。