グッドイヤー ウェルト製法のかかとが浮く!原因と対処法

グッドイヤーウェルト製法の靴で「かかとが浮く」という現象。

高いお金を出して買った靴で悩むのは、とても辛いものである。

「これはサイズ選びを間違ったのか?」「本当に馴染むのか?」

そんな不安もあるだろう。

これまで何足ものグッドイヤーウェルト製法の靴を履いてきた筆者が、あなたのお悩みを解説していく。

少しの間お付き合いいただきたい。

グッドイヤーウェルト製法の革靴でかかとが浮く原因

グッドイヤーウェルト製法の靴で「かかとが浮く」という原因は複数ある。

あなたの靴がどの原因に当てはまっているのか、じっくり思い出していただきたい。

場合によっては玄関の靴棚に向かい、実際に靴を履いてみるのもおすすめだ。

ソールに返りがついていない

特に新品のグッドイヤーウェルト製法にありがちな原因がこれ。

「返り」とはソール(靴底)の屈曲性のことである。新品のうちは曲がりぐせがついておらず、踵の動きに靴が追随できないのである。

この場合は履いていけば次第に曲がりぐせがついていくため、1ヶ月ほど様子を見てみよう。使用頻度は週2〜3ほどでいい。

その頃にはきっと、かかとが浮くという現象はなくなっているはずである。

サイズが大きい

もし革靴をスニーカーと同じサイズで買っていたら、それはサイズが大きすぎる。

この場合はいくら履き慣らしたところで、問題は解決しないだろう。

サイズが大きくなれば当然、かかとの作りも大きくなってしまう。

筆者はスニーカーで28cmを履いているが、同じ28cmの革靴は大きすぎてとても履けない。

特に筆者のように足幅が狭い、あるいはかかとが小さい方であれば、残念ではあるがその靴は諦めたほうがいいだろう。

しかしこの場合も、「捨てるしかない・・・」と考える必要はない

買取サービスに頼めば数千円値段がつくこともある。特に「リーガル」のような有名ブランドの場合は捨てる前に申し込みをしてみよう。

●サイズが大きい靴を手放すには・・・

↓【箱に詰めて送るだけ】靴も得意な買取店。

REGALなどの革靴を売ると買取金額3000円ごとに1000円プレゼント↓


サイズは合っているが、踵の作りが大きい

この場合はサイズ選び自体は問題ない。

「サイズが大きい」場合との違いは、指周りや甲、土踏まずなどの他の部分がきちんとフィットしていることである。

ではなぜかかとが浮いてしまうのかというと、単純に靴の形との相性である。

元来革靴というのは足型をとってフルオーダーで作るもの。この場合は自分の足に最適化された靴が手に入る。当然お値段も数十万円はかかる、

しかし量産品の既製靴においては、完全に最適化された靴というのはまずありえない。

他は合っているけど、かかとだけ大きい・・・ということは、あなたのかかとが小さいか、靴のかかとの作りが比較的大きいのである。

この場合、歩行に無理がある場合以外はその靴を諦める必要はない。

かかとが浮く原因の見分け方

ここまでかかとが浮く原因3パターンを見てきた。

では、この3つはどうやって見分けたらいいのだろうか。

かかとが「抜ける」場合はサイズミス

歩行時にかかとがスポッと抜けてしまい、脱げそうになる場合は明らかにサイズが大きすぎる。

また、極端にかかとが小さい人の場合、サイズ自体は合っている場合もあるだろう。

しかし、かかとが少し動く程度なら問題はないが、脱げそうになる場合はその靴とは相性が悪く、わかり会えないと思ったほうが賢明だ。

特に最近人気のパラブーツなどはかかとが非常に大きいので、合う人のほうが実は少ないのではないだろうか。

合わない靴を手放すには・・・

↓【箱に詰めて送るだけ】靴も得意な買取店。

REGALなどの革靴を売ると買取金額3000円ごとに1000円プレゼント↓


 

日本人のかかとは小さくなっている

グッドイヤーウェルト製法の靴を手にした多くの人が「かかとが浮く」というお悩みを抱えている。

そして実際に、多くのメーカーがかかとの小さい作りの靴を提供するようになってきている。

背景にある要因としては、日本人の特に若い世代を中心に、「かかとが小さい」人が増えていることが挙げられる。

生活環境の変化がその理由としてあげられるが、靴選びはどのように行えばいいのだろうか。

靴のかかとは小さければいいものではない

いくらかかとが小さい人が増えていて、かつあなたのかかとも小さかったとしても意識したいのがこの考え方。

つまり、靴のかかとをギチギチにフィットさせる必要はないということである。

特に今まで履いてきた靴のかかとが大きく、「抜ける」ことに悩まされてきた人にありがちなのが「かかとのサイジングをを攻めすぎてしまう」ことである。

しかし、かといってギチギチにタイトな選び方をしてしまうと、ひどい靴ずれに悩まされることになる。これでは慣らし期間で挫折してしまうかもしれない。

サイズを過度に落とす必要はない

また、かかとのフィット感を追求しすぎた結果、必要以上にサイズ自体を下げてしまうことにもなりかねない。

その場合、たとえ馴染むまで耐えられたとしても他の部分が小さすぎてしまい、履き心地に不満を抱えたままになってしまう。

そうすると歩行姿勢にも無理が生じてしまい、足にも体にもよくない。

靴を選ぶときはなるべくいろいろなモデルを試すことが重要だ。

実際に歩いてみて、「かかとが付いてくる」感覚を得ることができれば、少なくともかかとの部分に関しては合格、ぐらいの心持ちでいるぐらいがちょうどいいだろう。実際、かかとが小さい筆者はそうしている。

まとめ

新品のグッドイヤーウェルト製法の革靴でよくある「かかとが浮く」というお悩み。

これはいたって自然なことであるし、ただちにサイズ選びが間違っているということではない。

  • 履いているうちに脱げそうになる
  • 紐靴なのに履き口が「笑う」

といった場合は要注意だ。もしスニーカーと同じサイズで選んでしまっているなら、それはサイズが大きすぎる。

また、靴との相性の問題もあるだろう。その場合、「どこを妥協し、なにを重視するか」といった取捨選択をすることで、自分の靴選びの軸が見えてくる。

考えた結果、もし「この靴は履けない」と思っても、捨てる前に買取サービスに査定をしてもらおう。特に「リーガル」のような有名ブランドなら、意外と値段は付く場合がある。

●靴も得意。ファッション専門の宅配買取(今なら20%UP)

【古着買取王国】は買取20%アップ実施中

関連記事

TOP