革靴の悪いシワって何?変なシワかどうか見極める方法

革靴に入ったシワを見て、「変なシワが入った」というお悩みはないだろうか。シワを気にする人は靴にこだわりのある人が多いので、余計に悩んでしまうはずだ。

 

筆者の考えでは、革靴のシワは

・足との相性

・革のクオリティ

を示すバロメーターである。

 

悪いシワとはこんなシワ【原因も解説】

まずはじめに、悪い(と言われる)シワの特徴について見ていこう。

下記に挙げるシワは基本的に足にあっていない靴、あるいは革のクオリティが低い靴に見られるものである。

深いシワ

深いシワが入る場合、サイズが大きかったり甲の高さが合っていない可能性がある。甲と靴の厚みに差があるために隙間が生じ、シワが深くなってしまうのだ。これを解決するためには隙間を埋めてあげる必要がある。具体的にはインソールを入れるのがいいだろう。横一直線にシワが入る場合は単純に甲があっていないだけなので、インソールでの対策を施して様子を見よう。インソールにも様々な厚みがあるので、実際に靴修理店などに行って合わせてみるのがいいだろう。

 

斜めに入ったシワ

これは完全に「悪いシワ」だ。斜めにシワが入る場合、まずサイズが大きすぎる。特に多いのが、靴の先端から2番めのシワが斜めになってしまうケースだ。あなたの甲が靴に比べて圧倒的に低いため、両者に生じる隙間を受け止めきれない。その結果、シワが斜めに入ってしまうのだ。インソールを入れるだけでは対処できないレベルでサイズが大きいため、新たに買い直すことも検討すべきだろう。もしインソールで対処できたとしても、新たに「マシな」シワが刻まれることになる。結果シワの本数が増えるため、さらに変なシワとなってしまうだろう。

 

太いシワ

シワの1本1本が荒く、太いということは繊維が太い場合が多い。ある程度生育した成牛や雄牛から取れる革はこの傾向があるようだ。しかし、太いシワでも綺麗に入っていれば問題はないと筆者は考える。確かにシワは細いに越したことはないが、太さに関しては靴の個性と捉えることもできるだろう。

 

いいシワとはどんなシワか

いいシワは

・足と靴の相性がよい

・靴が良質な革で仕立てられている

という条件が揃ってはじめて生まれる。

 

下記のようなシワであれば、「いいシワ」と言えるだろう。

細く、浅く入ったシワ

良質な革であれば細かいシワが群れのようにまとまって入り、1本のシワを形成する。それでいて余計な場所にはシワが一切入らない。こうしたシワであれば上質な革が使われていると言えるだろう。たとえ上質な革であってもサイズが合っていないと深いシワになってしまう。逆にサイズがあっていれば、シューキーパーを入れるとほぼ目立たなくなるだろう。

 

「シワ入れ」はしなくてもいいと思う理由

せっかく買った高い靴なので、変なシワはつけたくない・・・そういった考えから、新品で買った直後に人工的にシワを入れる人もいる。靴を履いた状態でペンの側面などをあて、そのまま屈曲させる方法だが、結論から言うとおすすめしない。

第1に靴が足にあっているか、わからなくなるからだ。

変なシワの傾向が出た場合、原因を考えて調整パーツをいれるなどの対策をすることができる。しかし、最初からきれいに入ってしまうと対策もしようがない。サイズがあっていないまま履き続けるリスクがある。

第2に、シワ入れに失敗すると非常に見苦しくなるからだ。

ペンの角度が悪いとシワが曲がってしまう。特に屈曲時にペンがずれてしまうと悲惨だ。本来であれば綺麗にシワが入ったかもしれないのに、ペンを使ったばかりに斜めのシワが入ったら目も当てられない。

 

履きシワは「靴との相性を示すバロメーター」と考える

靴が本当に足にあっているかは、実際に使用してみないとわからない。その通信簿の1つが履きシワと言える。上記の「悪いシワ」の特徴に通じるシワがでているのなら、この機会にサイズ調整を行ってみてもいいだろう。

 

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